教習射撃に合格したら猟銃を選ぼう
教習射撃お疲れ様でした。無事に合格しましたら、「教習修了証明書」を手に銃砲店に行き自分の目的に合う猟銃を選びましょう
日本で所持できる猟銃は、大きく分けて3種類です。ライフル銃、散弾銃、空気銃となります。
休ハンは、初めて所持する銃は装薬銃と決めていましたので、散弾銃の中から選びたいと思います。
散弾銃とはいっても、種類は数多くあり、販売しているメーカーも多くあり、知識もないので色々な人に助けてもらいながら選びました。参考にしてもらえると幸いです。
知識が乏しいので、銃砲店でも確認して頂く方が確実です(ごめんなさい)。
また、お金に余裕がある方は、新銃を購入すれば問題ないのですが、私みたいな普通のサラリーマンでは、新銃を購入する財力が無い為、中古一択しかなく(私だけかもしれませんが…)、銃砲店にある中古銃の中から選ぶしかないので、選択肢はさらに減ってしまいますので、事前に銃砲店に確認した方が良いです(身長によって銃床の長さが変わってきますので)。
単身ボルト式
銃身が1本で薬室に1発、さらに最大2発を弾倉に装填することが出来、猟銃用で基本的に銃身がスラッグ銃身となっているものが多いです。1発しか装填できないが、正確性に優れているようです。
有名なのは、「ミロク製 MSS20」が有名な様です。
単身元折式
銃身が1本で、銃身と機関部の間を折ることで、薬室に1発装填できます。排莢も装填部より行います。基本は散弾銃ですが、ライフル銃もまれにあるようです。
上下二連に比べ銃身が1本なわけなので、取り回しがしやすいのが利点かもしれません。
単身自動式
銃身が1本で薬室に1発、さらに最大2発を弾倉に装填することが出来、排莢と装填を自動で行います。使用は主に狩猟用で、トリプルトラップなど標的射撃に使用することもあります。
有名なのは、「ベレッタ製 A400シリーズやレミントン製 M11-87など」が有名な様です。
単身ポンプ式(スライド式)
銃身が1本で薬室に1発、さらに最大2発を弾倉に装填することが出来、排莢と装填を先台をスライドさせることで行います。使用は主に狩猟用で、トリプルトラップなど標的射撃に使用することもあります。
映画とかで「ガシャ!」っとかしているヤツです。見た目はカッコいいんですが、初心者には向かないと思いますし、「スライド式を持つなんて10年早いんだよ」って言う方もいますが、趣味の世界なので、欲しい猟銃を持てばいいと個人的に思います。
まぁ、最終的には自分で決めるしかないので、自己責任ですが…。
上下二連元折式
教習射撃や狩猟免許試験で見たり、実際に撃ったりしたことがあると思います。上下二連は、競技とかで良く使われている猟銃になります。名前の通り上下に銃身が2本並んでおり、上下の薬室に1発ずつ装填できます(つまり最大2発)。装填と排莢は、銃身と機関部の間を折ることで行います。競技ににより種類が違い、また狩猟にも適したタイプもあります。
基本的に、上下二連元折式では、初矢(1発目)が下の銃身から、二の矢(2発目)が上の銃身から発射される仕組みになっております。
トラップ銃
トラップ競技に向いている猟銃です。もちろん狩猟にも使えますが、ペラッチ(Perazzi:ペラッチ、ペラッツィとかペラチとか言ったりします)のように高価な猟銃を傷つけたくないと思うので、狩猟に持っていく人は少ないと思います。
トラップ銃は、スキート銃と違い銃身の先端に「絞り」があります。絞りが無い場合、簡単に言うと「近くの標的に当てやすい」です。絞りがある場合は、「絞りが無いものよりも遠くの標的に当てやすい」です。
トラップ銃は、上下で絞りが違います。下よりも上の銃身の絞りがきつくなっています。
そのため、初矢で外したクレーがさらに奥に言った場合でも、二の矢(上の銃身)で当てることが出来るようになっています。
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スキート銃
トラップ銃とは対照的に「絞り」がないため、トラップ銃に比べ近くの標的に当てやすい仕組みになっているため、スキート競技に向いている猟銃となっているようです。
絞りが無い為、スラッグ弾を撃つ方もいるようですが、スラッグ銃身でない限りお勧めしません。
1発2発ぐらいは銃身が耐えられるかもしれませんが、安全ではないことは確かです。
クレー射撃も、狩猟も安全に行うことに意味があるので・・・。
スポーティング銃
競技用と異なり、銃身が短く「絞り」が固定ではなく「チョーク」というのを利用して絞りを調整することが出来ます。その為、トラップやスキートにも、そして、狩猟にも使用することが出来るオールマイティともいえる猟銃です。
そのため、1丁しか絶対に持たない(諸事情により持てない)といった人には、ちょうど良いのかもしれませんし、そういった人が多くいるのも事実で、中古ではスポーティング(フィールド)銃は数が少ない傾向にあります。
逆に、オールマイティであるが故、どっちつかずな点もあり、専用銃に比べると微妙であるともいえます。
銃身の先端についているのがチョークです。銃身内に収まるタイプもあれば、銃身からはみ出すチョークもあります(最近はわざとはみ出させてチョークを付けてるアピールをする方が多いのだとか、それでも収まっているのがカッコいいと思う方もいて、完全に好みですね)。
水平二連元折式
基本的に狩猟で使用する猟銃です。名前の通り、水平(左右)に銃身が2本並んでおり、左右の薬室に1発ずつ装填できます(つまり最大2発)。装填と排莢は、銃身と機関部の間を折ることで行います。
また、引き金が銃身に対して1個ずつついている猟銃を両引き、引き金が1個のものを単引きといいます。
水平二連であれば、個人的に両引きじゃないと意味が無いと思います。両引きであれば、獲物との距離によって使い分ける事が可能なため、はじめから遠くの獲物を狙う事が出来ます(ミロクの上下でもセレクターを切り替えれば1発目にフルで打つこともできますけど、引き金で操作する方が早いと思います)。
現在では、水平二連元折式を製造しているメーカー(メルケル、ベレッタ)が限られているようです。
散弾銃だけでもたくさんの種類があるので、自分の使用に適した猟銃を複数候補にあげて、銃砲店に相談して下さい。中古銃は中古車と同様、「運」ですので良いと思ったらすぐに決めた方が良いと思います(他の人も良いと思うものですので)。
結局どれを選んだのか?
私は、最初、スライド式1丁あれば十分だし、それ以上要るのか?って思っていましたので、レミントンのM870にしようと思っていました。
しかし、話を伺ったりしていると、練習をしないと当たらない(当たり前ですが)、トラップを練習すると排莢で邪魔になる恐れがあるという事で、暫く別の銃を所持してから検討することにしました。
そうなると、上下二連で専用銃となるのですが、スキートよりもトラップの方かなぁと、思っていたのでトラップ専用銃かスポーティング銃で探すしかない。
日暮里にある(株)三進小銃器製作所さんに行き、その条件のもといくつか出して見せてもらいました。
わざわざ奥の方から、条件に合いそうな状態の良い猟銃を6挺以上、出してもらいました(大変だったと思います、ありがとうございました)。
こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、知識が無いので、どう選んだらいいのか、何が違うのか、全く分かりませんでした。
出して頂いた中から、一緒に行って頂いた先輩や常連さんに色々な方アドバイスなど頂きながら、予算オーバーですが、ベレッタのS682にしました。
譲渡書を作成して貰い、あとは警察署に提出するだけです。
許可が出るまで、またドキドキしますが…。
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